なぎなみ神社
なぎなみ神社
<御祭神>
伊邪那岐大神(イザナギ)
伊邪那美大神(イザナミ)


険しい登山道のすえに、やっとのことで山頂にたどりつくと、そこには、諾冉神社が御鎮座されています。
諾冉神社には、天照皇大神の親神様であらせられ、「くにうみ」神話でよく知られる、伊邪那岐・伊邪那美の両大神がお祀りされています。ゆえに「なぎなみ様」と仰がれております。
夫婦神であることから、特に縁結びに霊験があると言われ、また海上安全、産業繁栄の御神徳があります。

(原則的に)平素は特別に許しを得ないと登拝できませんが、4月初旬(4月8日に近い土曜または日曜)の諾冉神社例祭では山が開かれ、地域に暮らしている老若男女、学校から帰ってきた子どもたちでにぎわいを見せます。

諾冉神社からの景観もまたすばらしく、南側は天津小湊の町並と太平洋の大海原を、北側は房総丘陵の山々を遠く望むことができます。
きっと、なぎなみ様は、ふもとに暮らす人々、遠い海原を航行する船舶をお見護りになっておられるのでしょう。

<謎の「鹿の木」>
諾冉神社へ参る登山道の途中に、まるで鹿の頭のようなかたちをした、奇妙な樹木があります。実際見てみると、みごとなまでに鹿の頭のかたちをしています。
種は「まてばしい」という房総半島南部によく見られる常緑樹なのですが、どうしてこのようなかたちになったのかは、謎に包まれています。
「まるばちしゃの木」のように天然記念物には指定されていませんので、あまり知っている人は少ないのですが、一度は来て実際に目で確かめるだけの価値はあります。
ちなみに、天津小湊町をはじめ、房総半島の山々には、むかしから野生のシカが生息しており、ときどき境内でも姿を見ることができます。
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