南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 四月の神訓   今日の自分を 祝福し 希望の道へ 光と共に
禰宜日記
〔2017/01/26〕 出前神職
朝北本さんと鴨川を出発して、まずは浦和へ。
新田さんたちと落ち合い、2月のドイツ視察について最終的な確認を行う。
話をしているだけでワクワクする。
果たしてどんな発見や出会いがあるのだろう。
オルカにとっても、そして自分にとっても濃密な視察となりそうだ。


続いて、私はJFAに赴き、リーグの実行委員会に出席する。
赤井ちゃんもここで合流。
今季から新規参入するなでしこリーグ2部。
その開催要項や集客など、さまざまな説明、また意見交換を行う。
大きく要項が変更されるところはないものの、今季もさらなる趣向を凝らした試合運営を心がけていきたい。

実行委員会の席上、観客数の話題となった時、思わず申し上げたが、たった一年であるがリーグに所属し、理事会などにも出席させていただいた立場からすると、リーグ以前にまずは各クラブが努力しなければならないと思う。
2011年になでしこジャパンがW杯で世界一となったとは言っても、なでしこリーグはまだまだ成熟しているとは言えない。実際、観客数も年々減少してきており、危機感を募らせている。
なでしこリーグを盛り上げるには、なでしこジャパン、リーグ頼みではなく、各クラブが自助努力でまずは自分のクラブの価値を高めていかなければならないと思う。
クラブの価値が向上すれば、その統合体であるリーグの価値も自然に向上していく。
そんなことを感ずる今日この頃である。

有言実行、今年もオルカは房総から風を起こしていきたい。


夜、先日、Wataruさんの会で約束した、新橋の木下さんを尋ねる。
ハンコ・名刺作成などを生業としている木下さんに、ぜひ自分を的確に表現する名刺を作っていただこうと思ったからだ。
単なる名刺ではなく、ヒアリングをして、自分をしっかり表現し、心のこもった名刺である。

実に2時間半以上にわたって、心を開いて、自分の今の状況、思い、悩みなどを全て木下さんにぶちまけた。
木下さんも自分の心の奥底にたまったものを深く深く掘り起こしてくれた。

特にここ数年、本業の神職とともに、取り組んできたかもナビやKamoZine、そしてオルカなどの地域づくり活動において、いろいろな立場をもってしまっていて、果たして自分の柱は何なのか、正直見失ってきていた。
なんとも言えないモヤモヤ感の中で、とりあえず目の前のことをやろうともがいてきた毎日だったように思う。

今日、じっくりと話し、自分を見つめていく中で、確信したことがあった。
どんなことがあっても、やっぱり自分のルーツは神社であり、神職であるということ。
表向き神社とは関係なさそうなことに取り組んでいたとしても、実はそれは自分なりに神社のことも考えてやってきていること。しかし、それを他の人たちにうまく伝えられていなかったこと。

これまでの、そして、これからの私の活動、役割というものを振り返った時、端的に言い表すことばが導き出された。

私はズバリ「出前神職」なのではないだろうか。

会社を経営していた時も、かもナビを立ち上げた時も、オルカに関わっている時も、自分の心を支えているのは神職というアイデンティティであり、自然な中で神職をベースとした考え方というものを伝えたり、行動に体現したりしている自分がいる。
神社という場だけでなく、日本人が古くより大切にしてきた、日本人の人生道そのものである、随神(かんながら)の道というものを広く、そして自然に伝えていくのが自分の使命であり、実際にそれを行ってきていたのではないか。

そんなことに気づいた時、ストンと自分自身が妙に納得し、モヤモヤしていたものが一気に晴れ渡った心境になった。

これまで持ち得なかった、すごい名刺ができそうだ。
名刺の1枚目、否、0枚目はしっかり自分にあげよう。
自分に常に身につけよう。

木下さんに思わずお話ししたことば。
「木下さんの名刺は、人が欲しくなるような名刺だけじゃなくて、まずは自分にあげたい名刺なんですね」

濃密なヒアリングを終えると、新橋界隈で木下さんと夜遅くまで飲み語った。
木下さんとここまでお話ししたのは初めて。
あたたかい時間が流れていった。

2017年1月26日、この日は私にとって、一つの節目になる。


[WALK:-]

株祭り
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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん

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