〔2017/03/05〕 続けること
私の伯父・伯母は6年前の東日本大震災発災をきっかけに、その被災地復興支援として、自費で現地の特産品を買い、送料も負担し、商品に利益を乗せることなく、復興支援コーナーとして神社の境内でおついたち市や自由広場、時にはオルカのホームゲームで販売してきた。 御嶽山が噴火後は木曽町の特産品を、熊本地震が発災後は益城町の特産品などを加えて販売してきている。
先日、仙台の今野醸造さんから写真の手紙と商品が送られてきた。 商品はかなり大量だ。 もちろんそんな見返りを求めてやってきたわけではない。 支援したいという純粋な気持ちでただひたすら続けてきた活動である。 そこで結ばれた心がこのように一つのかたちとなったのだと思う。
続けることって一番難しい。 東日本大震災もしかり、御嶽山の噴火、熊本地震など、ニュースも少なくなり、時間の経過とともに風化していく。 しかし、昨年末熊本を訪問して現実を突きつけられたように、被災地はまだまだ途方もない長い復興への道のりの中途である。 大切なのは続けること、心を寄せ続けること。
復興支援コーナーは4月のおついたち市で一旦結びとなる。 しかし、今後もなんらかのかたちで伯父・伯母は支援活動を続けていくそうだ。
さて、今日、鴨川市は大きな日を迎えた。 2期ぶりに実施された鴨川市長選挙の投票。 現職の長谷川孝夫氏、新人で県議を務めていた亀田郁夫氏の保守系2人がガチンコで対決するという状況。 こういった田舎の選挙はみなだいたい両方の候補者とご縁があったりするので、なかなかに複雑である。 今回ほど、市民がみな投票先に苦心した選挙も少なかったのではないだろうか。
結果はわずか900票足らずの差の大激戦を制した亀田郁夫氏が当選。新市長が誕生した。 票数はほぼイーブン。すなわち、まさに市を二分する選挙になった。 新市長のまず最初の仕事は選挙後は「ノーサイド」 鴨川を一つにし、より良い故郷を築くために市民みんながタッグを組んで歩み始める、その道筋をつくっていくことだと思う。
まちづくりの講演でよくお話しさせていただくことだが、手法はみな違えども、故郷を思う心はみな一緒。 鴨川をみな良くしたいと思っているはずである。 それを共通項として、みなで共有し、前に進んでいきたい。
自分もこれまで以上にさらに故郷のために働くつもりだ。
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商品とともに寄せられた感謝の手紙 iPhone 6 Plus 4.15 mm ISO100 1/15 sec f/2.2
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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん
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