南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 四月の神訓   今日の自分を 祝福し 希望の道へ 光と共に
禰宜日記
〔2017/07/30〕 天王宮御社入れ
昼間、祭礼の合間を縫って、12:30キックオフ・姉崎サッカー場で行われた、オルカ鴨川BU vs 蘇我SCの県リーグ2部公式戦を観に行った。
前節待望の初勝利を手にしたBU。今節も攻撃陣が爆発し、相手が9人だったこともあり、次々にゴールを決め、11−0と大勝した。
ただ、まだまだゴールは決められたと思う。ほぼBUが一方的に攻める試合で、あとはフィニッシュの精度をもっと高めてほしい。
ただ、いずれにしても、これだけのゴールを奪って勝利したのはすばらしいことだと思う。

夜、天王宮のお祭りはクライマックスを迎えた。
午後9時過ぎ、新町・谷町の担ぎ番手による御神輿が天王宮の下にやってきた。
ここから、東西に御神輿が行ったり来たりしつつ、“納める、納めない”のせめぎ合いが始まる。

以前はそれが夜中まで続き、還幸祭を終えて神職が帰宅すると夜が明けていたということもあったそうだ。
私が子どもの頃も、当たり前のように日付をまたいでいた。
ただ、時代の流れ、警察の規制もあり、いまでは夜10時前後には納まるようになっている。

御神輿がやってくると、万燈に加え、城戸町・濱町が特設したたたき台での囃子・太鼓が勢いを増していく。
みな、気合を入れながら、すごい速さで太鼓を叩く。
老若男女、魂のお囃子だ。
その光景に毎度のことながら、感動してしまう。
そもそも、これだけの子どもたちが太鼓を叩ける地域というのはあるのだろうか。確実にそこで天津の伝統、そして、魂というものが次の世代へと受け継がれていると思う。
多くの天津出身者が大人になって故郷を想う時、頭の中に聞こえてくるのは天津の祭りの囃子・太鼓であろう。

御神輿は夜10時過ぎ、無事、天王宮下に納められ、続いて、御神輿を社殿に最後の力を振り絞って担ぎ上げた後、還幸祭を斎行する。
浄闇の中、御神輿の御神霊代を本殿へお戻しする。
そして、参道に整列し、手打ち式を終えて、天津の祭りは今年も無事執り納められた。

「いいマチ(祭り)だったおー」

そんなセリフがそこかしこで聞かれる。
各町、特に年番町の重要な役回りを担った青年は疲労とともに、なんとも言えない、安堵感、充実感が漂い、そして、誇り高き表情をしている。

天津の祭りは天津の人たちの誇り。人生。
地域の祭りは地域の元気の源なのである。


[WALK:-]

はっちゃん、ミッキー
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御社入れを待つ須賀神社
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天津の誇り、大御神輿
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応援に駆けつけてくれた方々に一礼
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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん

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