南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 四月の神訓   今日の自分を 祝福し 希望の道へ 光と共に
禰宜日記
〔2018/01/29〕 再会
昨日、思い立ったようにフローリアンに連絡をとる。
考えてみれば、岐阜まで来たならば、フローリアンが現在奉職する神社も十分に行ける距離だし、思い切って行ってみようと。
幸い、フローリアンは神社にいるということで、お昼前、岐阜から三重へ移動。

お昼頃、津市久居に鎮座する野邊野神社(久居八幡宮)に到着。
フローリアンとは実に数年ぶりの再会を果たした。
野邊野神社に奉職する神職家に婿入りし、さらに子どもまで設け、いまではすっかり父親、そして神職である。
気を遣って用意してくれたお寿司を二人で食べつつ、長い時間いろいろなことを語り合う。

どれも深イイ話。
いやはや、これはもう生半可な神職では到底かなわない、正真正銘の神職としてしっかりと神明奉仕している。
昨日に続いて、自分自身の生き方、人生について考えさせられた。

いろいろな話の中で、彼が語ったことで特に印象的だったのは、その人が美しいかどうかは亡くなった時に決まる。
そのためには必要以上の物質を残さないこと。悲しみに暮れる遺族が膨大な遺品まで片付けなければならない、そんな生き方をしてはいけない。
しっかりと整理して、旅立つことが大切。
古来の日本人はいつ死すともしれないことをわかっていたから、整理整頓を重んじた。例えば、一日の終わりには使った硯・筆をきれいにした。
とても腑に落ちた話だった。

今年の私の抱負は「ととのえる」
まだまだ人生は長いけれど、先人たちが培ってきた、清浄、整然たるものを重んじる心を私もしっかりと実践していきたい、彼の話を聞いてそう思わざるを得なかった。

彼はいま、残存していたものの、長年そのままになっていた同社の歴史を記した古文書を紐解き、宮司らとも相談した上で、野邊野神社を元々の名称である久居八幡宮に変更することを決め、神社の未来像を模索しながら整備を進めている。

まさに夢に満ちあふれる、正統な神職として、古来から受け継がれてきた神道を未来につなげようと中今の今を生きている。

6月には長狭地区神社総代会の春季巡拝旅行で参拝も予定している。
また、9月1日には天津神明宮で行う神社フォーラムにパネラーとして参加してくれるかもしれない。

再会を近い、なにか私が元気をもらい、久居を後にした。


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元気をもらって…天津へ帰る
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野邊野神社(久居八幡宮)境内
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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん

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