〔2021/02/05〕 見苦しい選挙戦はもう見たくない。
五輪組織委員会、森会長の女性蔑視発言、そしてその後のご本人の逆ギレとも取れる「謝罪会見」さらに、自民党重鎮たちの世の中の感覚とは逸脱したトンデモ発言と言い、見苦しいというか、あきれるばかりの今日このごろではあるが……。
鴨川でも市長選をあと1ヶ月後に控え、少しずつであるが、選挙モードに入ってきている。 私は以前も申し上げた通り、中立を貫くし、そもそも、もう田舎の選挙には一切関わらないと決めている。言い方は良くないが、ある種の「傍観者」だ。 まぁ、立場的にもそうであるべきだろう。
今回の市長選、長谷川前市長と新人の吉田氏の一騎打ちになりそうな様相で、最近では、吉田氏を推している自民党の広報車が市内をまわったりもしている。
そして、田舎の選挙になると決まって始まるのが、誹謗中傷合戦だ。 横文字で言えば「ネガティブ・キャンペーン」とでも言うだろうか。 本当に見ていて見苦しい、相手候補の足を引っ張るような“○○ジャーナル”のようなだれが作ったかもわからないゴシップ紙、怪文書、SNS時代の最近では“汚い”投稿がタイムラインにあふれていく。互いの罵り合いがエスカレートしていく。
もういい加減、ほんとにそういう選挙戦はやめてもらいたい。
両陣営に対して、また、支援者たちには切に望みたい。 もっと建設的な議論をして、我々をワクワクさせてくれる、地域の未来に夢と希望をもてるような、そんなあくまでポジティブな選挙戦を展開してほしい。 互いの足の引っ張りあいなど、ほとんどの市民は見たくない。 これじゃ、どんどん、政治から人は離れていくだろう。
これが政治だ、これが選挙だ、って言う人もいるが、あなた方の常識は世の中には通用しない、ってことをしっかりわかってほしい。 森会長や二階幹事長の発言を世の感覚とずれていると批判している当事者が、同じことを田舎の政治や選挙でやってしまっている。 結局、それをやっている本人自身が一番視野が狭く、自己の矛盾に気づけないのだ。
選挙が終わったら、ノーサイドにしてほしい。 互いの陣営に有能な人財がいるなら、活用し合ってほしい。 恨み、ツラミで、市政を運営されては本当に迷惑だ。 どっちが勝っても、負けても、これだけはぜひ新市長にはお願いしたい。
選挙に勝つことが目的ではないはずだ。 相手を負かしたことを誇ってもなにも残らない。 共に愛する鴨川市のために戦ったのなら、その後、双方が協力しあいながら、どのように鴨川市の未来を築いていくのか、拓いていくのか。 もちろん市民も共に。 そこが大切なんだ。 そんなシンプルなことに、気づいてほしい。
一市民として切望する。
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− 2021年2月10日 10時28分 更新 by やまちゃん
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