南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 三月の神訓   気負わず 気取らず 無理をせず
禰宜日記
〔2020/04/24〕 横文字遣い
今日は在宅ワーク。
午後は自宅にて、ウェルスポのオンライントレーニングの親子教室に参加する。3家族が参加しての楽しい時間となった。
ランチ、ディナーもテイクアウトを利用。この際、鴨川を食べ尽くそう。なんかテイクアウトで太っていきそう(笑)

というわけで、#StayHome な一日だったわけだが、以前より日本人はやたらと横文字を使いたがる。マスコミ関係者や専門家と称する人たち、政治家たちの中に特に多いと言われる。
日本人なら、日本語を使った方が良いのでは。その方がわかりやすいのではないか、という意見もあるし、私も基本的には賛成ではある。
「ステイ・ホーム」ならニュアンスでなんとなくわかるが、「ソーシャル・ディスタンス」「ロックダウン」「オーバーシュート」ともなると、もはや何を言っているのか、わからない。
「ソーシャル・ディスタンス」に至っては「社会的距離」と言われても日本語でも何のことだかわからないが(^^;;;

ならば、素直に「家にいよう」「2m以上の人との距離を保とう」「都市封鎖」「感染爆発」と表現した方が万人に伝わるだろう。

しかしながら、日本人の横文字遣いについては、戦前からも見られることで、明治維新後の鹿鳴館時代の西欧文化が一気に流入した頃にカタカナ語も多く伝わってきた。
さらにその前の時代にも外国語がそのまま日本語に定着した例も多い。
ここに日本人のおおらかさ、異文化への寛容性・受容性があるから、横文字を多用するのも良いではないか、という考えもある。
確かに、それもそう思う。

ここで、私は全く違う見方を述べたい。
実は前述したこととは矛盾するのだが、伝えたいことを強烈に伝える際、わかりやすい言葉よりも、一見???となるような響きの言葉を使った方が効果的であると思うのだ。

そもそも、横文字遣いについて議論になっている時点で、横文字をあえて用いたプロモーションは成功していると言える。
話題になっているのだ。
そして、やがて、その言葉は定着していくのだ。

もし「ステイ・ホーム」ではなく「家にいよう」とキャンペーンしたところで、わかりやすく、しかもそんなに刺激的な響きではないために、おそらく伝わるインパクトは少ないだろう。
だからあえて「ステイ・ホーム」と言った方が、素直に受け取る人もいるだろうし、しかし、横文字を多用するなんてけしからん!と受け取る人もいるだろう。
だが、その両者においても、実は伝わっているのである。

私もかつては前述したような、なんでも横文字を遣うのはおかしい! 自分のインテリチックなところをひけらかしたいのか!? そもそもわかりにくいし、伝わらない! 日本人なら日本語を遣えよ!!って思っていたのだが、よくよく考えてみると、そういう反応をしていること自体で、すでにその戦略にまんまとはめられているということに気づいた次第である。

今では当たり前のように使われている「スマートフォン(スマホ)」だって、出た頃は何のことだか、さっぱりわからなかったし、日本人で最初から理解していた人も多くはないだろう。
それがいまでは老若男女「スマホ」で通じてしまう。
もし当時日本語で「多機能電話」「インターネット機能付電話」とか言っていたら、果たして言葉として残っただろうか。そもそも商品も売れなかったかもしれない。

おそらく、カタカナ語、横文字が多用される背景には、そういった巧みな戦略があるのではないかと思っている。
だから自分も躊躇なく横文字を遣う。
その方がおそらく強く伝わる可能性が高いだろうから。


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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん

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