南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 七月の神訓   智恵を 絞って 工夫を 凝らして
禰宜日記
〔2020/08/20〕 皇室の御縁
鴨川市には「主基」(すき)という地名がある。
実は鴨川市と皇室との御縁は深く、明治天皇が即位される際、その大嘗祭に献上する米の主基田として選ばれたのだ。長狭米と言えば、鴨川の誇る食味の優れたブランド米であるが、実はこうした歴史にも裏打ちされているのである。
ちなみにもう一方の悠紀田は現在の甲府市。鴨川市の主基田ではいまもなお、当時の圃場がそのまま残され稲作が続けられているのに対し、甲府市は残念ながら田はなくなっている。しかし、甲府市では近年、悠紀田をもう一度復活させようという動きが見られる。

悠紀田・主基田の御縁で毎年開催されはじめた「ゆき・すきサミット」
来年は明治天皇大嘗祭斎行から150年の節目の年を迎えるということで、鴨川市、甲府市、そして明治神宮の三元で特別な企画を実施しようということになり、今日その関係者が市長を表敬訪問した後、催しの会場候補地を巡り、私も久々に?「神職」という立場でお供した。

新型コロナウイルスの状況により、どのような開催形態になるか、検討は必要ではあるが、この歴史はぜひ地域でも広く認識してもらい、大切にしたいものだし、主基田は卜(うらない)によって選ばれるものなので、まさに御神縁と言える。
地域の誇り、誉れを、多くの人たちに知っていただきたい。


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田園の中にある主基斎田址
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市長を表敬訪問
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そろそろ稲刈りを迎える
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− 2021年7月29日 17時21分 更新 by やまちゃん

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