南房総・鴨川市天津鎮座 | 源頼朝公が伊勢の神宮より御分霊を勧請し創建された八百余年の歴史をたたえる神社

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房州伊勢の宮 天津神明宮 三月の神訓   気負わず 気取らず 無理をせず
禰宜日記
〔2021/09/23〕 未来を信じる。
今日は秋分の日。
まだまだ残暑の日々であるが、暦はすっかり秋模様。

夕方、はっちゃんとともにお墓参り。
お墓まで行く小径の脇には彼岸花が可憐に咲いていた。
おはぎがお供えされ、ご先祖さまに感謝。


かつて神社のとある講演会で伺ったお話。
なぜ戦争末期、特攻隊の若者たちは尊い生命を捧げたのか。
それはいろいろな理由があるが、その一つに未来の世代を信じたからだという。
どんな状況になっても、未来の世代がきっと日本をなんとかしてくれる。
そう信じて散っていったという。

二十年に一度、伊勢の神宮で行われている式年遷宮。
この大祭で使われる御用材は計画的に植林されている。
なんと200年後の式年遷宮で使用する木も植えられているというのだ。
これも未来の世代が式年遷宮をずっと守り受け継いでくれると信じているからだ。


翻って自分を振り返る。
私は830年以上続く、天津神明宮に代々奉仕してきた神職一家の長男として生を受けたわけである。父で第66代目となる。考えると気の遠くなるような、途方もないタイムスケールの中で受け継がれてきたわけだが、たまに、自分の後のことを考えたりする。
我が家は三男子であり、そのだれかが神職を受け継ぐことになるのだろうか。
そして、その先は……。

結論はやはり未来の世代を信じるほかないのだ。
逆に言えば、私も過去の先祖たちが信じて、自分がいまここにある。


時空を超えた世代間の信頼。そして、世代責任。
お彼岸の中日の今日、そんなことにふと思いを巡らせた。


さて、話は変わって……。

十五夜の月見団子、今年は小湊で営む老舗和菓子屋「鎌田製菓」さんにお願いしたのだが、その残った団子とあんこで、おしるこを作ってみた。
レシピを調べたら、超簡単。あんこと同じ重さの水を加え、塩をひとつまみ加えて、あとは加熱するだけ。熱くなったら、団子を入れて完成!
そして、これが、かなりうまかった。
月見団子は一晩お供えしてからいただくので、どうしても表面が乾燥してしまって毎年いくつか無駄にしてしまっていたのだが、良い活かし方を覚えた〜。

そして、できあがったおしるこに、さらに牛乳を先ほど加えた水と同量程度加えて、冷凍庫へ。
なんと、あずきバーならぬ、あずきアイスができあがる。
さらにこれに練乳をたっぷりとかけ……。
うーん、至福のひととき♪

この活かし方、手間もほとんどかからないし、甘味好きにはおすすめしたい!

鎌田製菓さんの団子とあんこのクオリティの高さがあるから、というは言うまでもない。


夜はビーチサッカー練習会。
今日は久々に平日夜でも10人以上集まり、最後は対戦形式でみっちり練習できた。
完成したナイター照明もバッチリ!!
自分たちの環境は自分たちで創意工夫し、汗をかいて整えていく。
それが、我々ゾンネのポリシー!


[WALK:20350]

季節を感ずる彼岸花
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ご先祖さまに感謝
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十五夜だんごの残りを使っておしるこ作り
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− 2021年9月27日 08時09分 更新 by やまちゃん

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